ゼロの執行人疑問点

二回見に行ったけど知識不足でわからなかったとことかまとめとく。

誰か教えてくれたら嬉しい。

ネタバレを含みます。

 

犯人が警視庁に白鳥を落とそうとした理由

今回の犯人は検察庁の公安の検事で、犯行動機は検察庁公安の協力者が逮捕され、警察庁公安の事情聴取後?に自殺したため。

警察庁の公安に対して恨みがあるのになんで警視庁に白鳥を落とそうとしたのか、理解できなかった。

警察庁公安も警視庁の建物にいるのか?

この辺、知識不足でよく分からなかった。

 

犯人が安室さんを警察庁の人間だと知っていたこと

犯人を追い詰めたときに、安室さんに対して「お前ら警察庁の公安が〜」的な発言してたような気がするんですが、なんで検事が安室さんが警察庁の公安だってわかってた?

安室さんの所属する警察庁警備局警備企画課ZEROって極秘組織じゃなかったっけ?

黒の組織にバレないようにしなきゃいけないのにいち検事が知ってたらやばくないのか?と思った。

 

 

映画『君の名は。』の感想(※ネタバレ注意)

君の名は。を見てきました。

 映画『君の名は。』公式サイト

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ストーリーにも少しわくわくしつつ、テレビで映像美を褒め称えていたので、それだけでもスクリーンで見れたら十分かもと思っておりました。

以下がっつりネタバレ含みますし、観てない方には意味不明な文章だと思うので(観てる人にとっても意味不明な文章かもしれへんけど)、まだ劇場で見てない方は絶対読まない方がいいです。

こんなブログの記事読むくらいならさっさと劇場へ行きましょう。

とにかく、オススメです。

 

 

 

 

 

 

――――――――以下ネタバレ―――――――

むっちゃくそ良かったよ!

新海監督凄すぎ。ストーリーも背景美術もキャラも音楽もとにかく素敵。

私がまず凄いなと思ったのは導入です。いきなり入れ替わりがあった次の日の状態からストーリー始まるんやで?

「今日は普通やね。」とか家族に言われたら誰でも意味わからないですよね。三葉がは?ってなってるのと観客も?ってなってるのがリンクしていていきなり物語にグイグイ引っ張り混んでくれましたね。

もちろん、観客は男女が入れ替わる話っていうのを事前情報で知っているから早い段階で、あぁ昨日は二人が入れ替わってたんだなと気づくんだけど、その事前情報があるからこそ入れ替わり物語の始めって安易に想像しちゃうじゃない?

まず普段の生活が物語られて、ある日突然、目が覚めたら、ここどこ?!みたいなあるある展開をさ。ええ、わたしは想像してましたよ。

そんなありきたり想像の導入なんかぶっ飛ばしてくれましたね、新海さん。もう、開始30秒くらいで見せつけられたなプロの仕事をと思いました。 

君の名は。の上映時間は107分。長編アニメとしてはそんなに長くない方だと思うんです。大体映画って二時間位あるイメージです。でも、見終わった後の体感は3時間映画でも観てきたかのような充実感があるんです。

それを可能にしたのが今回の導入です。映画の最初20分は舞台や人物の説明という、ストーリーの前提が語られる場合が多い。物語が動き始めたなって思うのは大体映画始まって20分ぐらいしてからだし。でも君の名は。はそういうのとは全然違う。物語がはじまったら既に入れ替わりは起きてるし、三葉も観客もそれに気づいてないままストーリーが始まる。前提条件(入れ替わりが起こる前の状態)を語らないことで、時間や無駄なシーンは省けるし、三葉の目線と私たち観客の目線が一緒になって一石二鳥というわけですよ。いや、ほんとすげーな。

やっと観客が入れ替わりに気づいた頃にOPが流れてRADWIMPSの音楽と映像美に圧巻され、一気に引き込まれるわけです。

 

そして、もう一つ私がこの作品でびっくりさせられたのが、歴史の流れを変えてしまうのを是とする展開でした。大体、タイムスリップしたりすると歴史は変えられないとか歴史は変えちゃいけないという流れがあるんだけど、今回の入れ替わりの場合は、歴史を変えるためにあったんだとすんなり受け入れられたのが個人的には良かった。

 

そして、二人が黄昏時に出会い、離れ離れになってしまったあと、すごく大切な人に出会えたのに、どんどんその記憶が薄らいでいってしまう。これは私達の普段の生活でも本当によくあることで、この二人だけが特別だから忘れていってるのではないんだと思う。

確か、人間の脳って寝たら前の日の記憶の70%は忘れちゃうんだよ。どんなに大切なことも大切なことだったっていう記憶としては30%で残ってたとしても、大切なことの細微な部分はどんどん消えていく。私だって昨日見たこの君の名は。の内容を寝たからどんどん忘れていってると感じる。

でも、この映画では、消えていく細微な70%の部分を大切にしたいという二人の気持ちがすごくわかって、本当に心が高鳴りました。

 

そう、だから私もこの消えてほしくない、君の名は。の記憶をこうしてブログに書き綴ろうと思ったわけです。

 

そして、これは一緒に見に行った相方の感想を聞いて理解できたとこなんだけど、この物語のテーマはおばあちゃんがほぼ語ってくれている。

例えば、結び(ムスビ)。

「糸を繋げることもムスビ、人を繋げることもムスビ、時間が流れることもムスビ、ぜんぶ同じ言葉を使う。それは神様の呼び名であり、神様の力や。ワシらの作る組紐も、神様の技、時間の流れそのものを顕しとる」〝よりあつまって形を作り、捻れて絡まって、時には戻って、途切れ、またつながり。それが組紐。それが時間。それがムスビ〟

糸守町という地名や組紐という文化が1200年前に落ちた彗星の出来事のうちの忘れてはいけない大切な部分として現代に残っていて、まさにおばあちゃんの言っているムスビそのものですよね。 (ずっと糸森町だと思ってググったら糸守町だったわ)

糸は一人一人の人生

組紐はヒトという集団の歴史

を表してる。だから、1200年前の出来事も今に繋がってるし、一人一人の人生が結ばれることで次の歴史に繋がっていくわけだから、三葉と瀧くん関わることで歴史が大きく変わっても全然違和感がなかった。これが過去改変じゃん!とか思わずにこの映画を見れた理由なのかもしれないです。

 

そして、今回のラストはハッピーエンドですよね。二人が出会えてよかった。ファンタジーだから、アニメだからこれは二人が出会えて良かったと思う。でもきっと現実だと二人は出会えないんでしょう。現実の私たちは大切にしておきたかったのに忘れてしまった部分に出会えないまま、それらが折り重なって、結ばれて、ヒトの歴史は流れていく。そんな中で、忘れたくなかった部分を、今を大切にしてほしい、監督からのメッセージなのかなと思いました。だから、映画のタイトルも、二人が大切で忘れたくないのに忘れてしまった「君の名は。」なのかな。

 

まとまりなく感想を書いてみましたが、すでに忘れてる部分が多々あるので、人間の記憶ってほんと儚いですね。

この映画を多分私はもう一度見に行くと思います。生まれて初めて映画館に二回足を運ぶ映画になりそうです。また二回目見たときにも感想をかけたらいいな。きっと新たな発見がいっぱいあるでしょうから。

 

感想を自分の言葉でちゃんと書こう

生まれた作品をただ、ただ消費するだけで「良かった」の一言で終わらせてしまうのはもったいないと思うので、作品を見てどこが自分にとってよかったのかをきちんと自分の言葉で書いて残したい。

受け身ばかりで、自分から何かを発信するのが怖いと感じてしまうので感想ブログを通じて自分の考えをまとめたり、自分の力で表現出来るよう練習していこうと思う。